決算サマリ
2023年8月10日にジェイエイシーリクルートメント(2124)が2023年12月期2Q(1~6月)の決算を発表しました。ポイントは以下の通りです。
- 売上は、若干下回るペースで進捗
- 利益は、会社通期予想を若干下回るペースで進捗
- 通期計画・配当予想は変更無し
この結果を踏まえて、当サイトの判定は「Aー」(前向きに組み入れを検討)で変更ありません。引き続き高配当銘柄として安定した配当が期待できるでしょう。
以下、それぞれ細かく見ていきます。
売上は会社通期予想を若干下回るペースで進捗
売上は、下記表のように通期の会社予想に対する進捗率は約47%となっています。
2023年 通期予想 | 2023年2Q | 進捗率 | |
(百万円) | (百万円) | % | |
売上 | 36,651 | 17,249 | 47.1% |
営業利益 | 7,770 | 4,163 | 53.6% |
経常利益 | 7,783 | 4,165 | 53.5% |
純利益 | 5,417 | 3,020 | 55.8% |
過去4年間の2Q累計売上の通期に対する割合は、下記のようにばらつきがありますが、今期の約47%という進捗率は最も低い数値であり、決して順調とは言えず会社計画を若干下回るペースと思われます。
1Q | 2Q | 3Q | 通期 | ||
2019年12月期 | 売上 | 6,760 | 12,714 | 18,893 | 24,170 |
年間比率 | 28.0% | 52.6% | 78.2% | 100.0% | |
2020年12月期 | 売上 | 6,414 | 12,039 | 16,986 | 21,614 |
年間比率 | 29.7% | 55.7% | 78.6% | 100.0% | |
2021年12月期 | 売上 | 5,942 | 11,951 | 18,568 | 24,852 |
年間比率 | 23.9% | 48.1% | 74.7% | 100.0% | |
2022年12月期 | 売上 | 7,471 | 14,825 | 22,918 | 30,435 |
年間比率 | 24.5% | 48.7% | 75.3% | 100.0% | |
2023年12月期 | 売上 | 8,746 | 17,249 | – | 36,651※ |
年間比率 | 23.9% | 47.1% | – | 100.0% |
利益は会社通期予想を若干下回るペースで進捗
営業利益は、下記表のように通期の会社予想に対する進捗率は54%前後となっています。
2023年 通期予想 | 2023年2Q | 進捗率 | |
(百万円) | (百万円) | % | |
売上 | 36,651 | 17,249 | 47.1% |
営業利益 | 7,770 | 4,163 | 53.6% |
経常利益 | 7,783 | 4,165 | 53.5% |
純利益 | 5,417 | 3,020 | 55.8% |
過去4年間の2Q累計営業利益の通期に対する割合は下記のようにばらつきがありますが、今期の54%前後という進捗率は最も低い数値であり、決して順調とは言えず会社計画を若干下回るペースと思われます。
1Q | 2Q | 3Q | 通期 | ||
2019年12月期 | 営業利益 | 2,109 | 3,366 | 5,103 | 6,087 |
年間比率 | 34.6% | 55.3% | 83.8% | 100.0% | |
2020年12月期 | 営業利益 | 1,850 | 3,344 | 4,401 | 5,138 |
年間比率 | 36.0% | 65.1% | 85.7% | 100.0% | |
2021年12月期 | 営業利益 | 1,799 | 3,298 | 5,077 | 5,822 |
年間比率 | 30.9% | 56.6% | 87.2% | 100.0% | |
2022年12月期 | 営業利益 | 2,311 | 3,911 | 6,000 | 7,044 |
年間比率 | 32.8% | 55.5% | 85.2% | 100.0% | |
2024年3月期 | 営業利益 | 2,156 | 4,163 | – | 7,770※ |
年間比率 | 27.7% | 53.6% | – | 100.0% |
通期計画・配当予想は変更無し
以上のように、売上・利益ともに若干計画を下回る進捗率となっていますが通期計画・配当予想は変えていません。
これは、売上・利益ともにそこまで悪い進捗ではなく、下期で十分挽回できる範囲と考えているからと思われます。
まとめ
2Q時点で、売上・利益ともに会社計画を若干下回るペースで進捗している結果となりました。
しかしながら、そこまで悪い進捗率でもなくまだ下期で挽回できる範囲でしょう。
また、仮に通期計画を達成できなかったとしても、配当方針が金額ベースと思われるため減配となるリスクは低いと考えますので、高配当株投資に適した銘柄であることに変わりはないでしょう。
より詳細な銘柄情報については、以下記事も併せて参照ください。
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